気まま生活
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ありがた迷惑
うちの隣のアパートには、アメリカ人(プエルトリコ出身)とポーランド人の夫婦が住んでいた。この夫婦(と娘)はちょっと離れた別のアパートへ引越し、後にはこのアメリカ人の同僚が引っ越してきた。独身、37歳。アレ坊はずーっとそれを楽しみにしていて、引っ越してくるなりお宅に突撃~。その後、ずっと仲良くしてもらってて、私とお猿さんがいなかったときにはかなり頻繁に押しかけていたらしい。

先日、彼がうちに来たときに、「いやぁ、上司(元隣人のアメリカ人)の奥さんの友達が来るそうで、うちに泊まるっていうんだよね~。彼らのうちには小さい子供(娘は1歳)がいるからって・・・」と浮かぬ顔。へぇ。見ず知らずの友人を泊めてやってくれ、とは、ずいぶん変なお願いをされたもんだ、と思ったけど、まあ、人のよい彼のこと、きっと断れなかったんだろうなぁ、と思っていた。

先週金曜日、仕事帰りのアレ坊と待ち合わせて外食した。元隣人の行きつけのレストランに行ったので、「もしかしたら鉢合わせするかもね!」とは言っていたんだけど、本当に来た!!!でも、奥さんと娘だけ。聞けば、旦那さんは腹痛で寝込んでいるんだそうな。電話で注文したピザを取りに来たんだとか。「この後にでも、家に寄ってみようかと思ってたんだよー」と言うと、「是非!でも、今週末は友人が来ていて忙しいからその後ね。」と言う。「あ、それって現隣人(名はブラッド)の家に泊まっているっていう例の彼女?」と言うと、意味ありげ~な笑みを浮かべ、「そう!そうなの。だから、そっとしておいてあげてね。」と言う。アレ坊が、「じゃあ、隣んちに声かけて、今夜うちに飲みに来てもらおうか」と言うと、「ダメダメダメ!!!絶対ドアたたいたりなんかしないでね。そーーーーっとしておいてあげなきゃだめ!!!」と彼女。なんだ??こりゃ、なんかたくらんでるな・・・

その後、アレ坊と話し合い、以下のような結論に。

ブラッドが独身なので、おせっかいな上司は奥さんに「お前、だれかいい娘、いないのかよ?」と尋ねる。「いるわ、いるわ!あの子、英語も堪能だし、いいんじゃない?」「おお、そうか。じゃあ今度ポーランドに一時帰国したら連れておいでよ。ブラッドとくっつけようぜ。」「それはいいアイデア!彼女もきっと乗り気なはず。」と、ブラッドは蚊帳の外。2人(3人)で勝手に決めちゃった話なのでは?

でも、アレ坊は、ポーランドはだいぶ豊かになってきているし、そんな、「アメリカ人と結婚してアメリカンドリームをこの手に!」みたいな話は、もうないんじゃないかという。元隣人の旦那さんは、ものすごーく「アメリカ最高!」な人なので(いい人なんだけどね)、アメリカ人を紹介すればポーランド人女性は喜ぶに違いないと勝手に思い込んで強引に話を進めたか?それとも、奥さんのほうが「アメリカ人と結婚するってすばらしい!」と思っていて友人に勧めたのか?それとも単に、「あいついいやつなんだけどな~」「じゃあ、私の友達紹介しようか?」という軽いノリなのか。しかし、軽いノリの割にはここまで交通費かけて来るのもすごい話だよな・・・(ここは、観光して面白い場所ではない)

などなど、想像は膨らむばかり。彼女は日曜に帰国するというので、その後にでもブラッドに聞いてみようということになった。

翌、土曜日。散歩に行こうと玄関を開けると、ブラッドの家の玄関のドアが開いたまま。アレ坊は「ブラッド~、ブラッド~」と声をかけるが返事なし。家の中に顔を突っ込んで「ブラッド~」と叫ぶと、すーっと女性が出てきた!結構寒い日だったんだけど、ノースリーブのタンクトップに超ミニスカート。ハイヒールを履いている。「ブラッドリー(ブラッドの本名)はシャワーよ」と彼女。あ、そうですか。じゃ、ブカレストを楽しんで!、と別れた。

その後、散歩から帰ってくると、アパートの前に二人が立っている。ちょうど、その日はこの夏最後のバーベキューをベランダでしようという話にまとまっていたので、ブラッドに「今日、夕方、バーベキューするから、もしよかったら来てね」というと、めちゃくちゃ疲れた顔をしていて「これから観光に行くんだ。彼女は買い物もしたいと言っているから、残念だけど無理かなー。」と言う。じゃあ、まあ、早く帰ってきたら是非顔を出してくれ、と言って見送った。

結局その日は2人はうちには来なかった。

そして昨日、アレ坊がブラッド宅に突撃~!!うちに連れてきて事情聴取。

結局、やはりこの話は元隣人夫婦が勝手に進めた話らしい。聞いたときには彼女が来ることはもう決まっていて、「うちには子供がいるから、夜遅くに帰って来たりすると物音で目を覚ましちゃうから、お宅に泊めてあげて」と言われたらしい。いい人の典型みたいなブラッドは、もちろん断ることもなく引き受けたようだ。

しかし、この彼女。とんでもなかったようで・・・

もちろん、平日はブラッドは仕事。それなのに、帰ってくると、やれあそこへ行きたい、ここへ行きたい、と言い出すんだとか。あらかじめ、地図や地下鉄の回数券は渡しておいたんだから、昼間行ってくれ、と言うと、「私のことを放っておく」となじる彼女。「いや、俺は昼間は仕事があるし、明日だって仕事なんだ。君の観光には付き合えないんだよ。」と言っても、なかなか理解してくれなかったそう。平日に「ディスコに行きたい!」と言われても困るよな。行きたくない、と言ったらキレられたらしい。

夜は遅くまで音楽をかけて起きていて、次の日も早い(朝は5時半から仕事)ブラッドは寝不足の日々・・・

週末は観光につき合わされたのだが、これまた大変。「さあ、どこに連れて行ってくれるのかしら」と彼女。ブラッドは7月に引っ越してきてこのかた、仕事仕事でこの街のことなんてまだ何にも知らない。「君が来たくて来たんだから、君の行きたいところに行けばいい」というと、これまたおかんむり。結局、国民の館、というチャウシェスクが建てた巨大な建物を見に行くことになったらしいんだけど、チケットを買ったらちょうどガイドツアーが出発してしまったらしい。ここはガイドツアーでしか回れなくて、1時間に1回くらいこのツアーが出発する。つぎのツアーまで1時間あると知ってぶちきれた彼女!!大声で怒鳴りだしたんだそうな。係りの人が見かねて、出発したばかりのツアーに入れてくれたらしいけど、もう、めちゃくちゃ恥ずかしかった・・・とブラッド。

そもそも、2人の見た目もまったく釣り合わない。ブラッドは、ファッションなんて言葉とは無縁。頭はGIカット、服装はTシャツにジーンズ。以上。それに対し彼女は、どんなに涼しい日でも胸元の大きく開いたノースリーブにミニスカート。足元はハイヒール。ブラッドが何度も、「新しい靴買ったら?歩きにくいでしょう。」と助言したらしいけど、結局ハイヒールで通したらしい。彼女の格好は、いかんせんちょっとやりすぎで、見るからに「男、釣ったるぜ」な下心が見え見えというか・・・同性からみても、そしてアレ坊から見ても、「ありゃあちょっと、やる気出しすぎだろう・・・」という感じ。

そして、ブラッドがもっとも耐えられなかったのは、ブラッドをまるで自分の夫であるかのように扱うこと!元隣人夫婦やその他の人と会うと、「ブラッドったら、どこにも連れて行ってくれないのよ!まったく。」とか、夫の文句を言う奥さん状態だったらしい。え??俺、赤の他人だし。押しかけて来たのはそっちじゃないかー!!!と、ブラッドの心の叫び。

そんなこんなで日曜の午後、彼女はポーランドへ帰ることになり、ブラッドは喜びのカウントダウン。タクシーを呼び、彼女を乗せ、運転手さんに道の混み具合を聞くと、かなり渋滞していて1時間くらいかかる、と言う。じゃあ、料金はどのくらいになりますかね?というと、105レイ(5,300円くらい)なら連れてってあげる、と言われたんだとか。彼女に、「お金、持ってるよね?」と聞くと、お財布を開けた彼女、「えーっと・・・25ユーロと・・・7レイしかないわ。」首絞めたくなったよ、とはブラッドの言葉。ブラッドが自分の財布を確認すると、そこにはなんと、ぴったり105レイが・・・もう、ジョークだよね。その105レイを彼女に押し付け、タクシーのドアをバタン!やっと一人きりになれたアパートで、もう、涙が出てきそうだったよ・・・うれしくて。だって。

いやぁ、ブラッド、君はいい人すぎるよ。私だったら初日で元隣人宅に引き取ってもらうな。
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コメント
この記事へのコメント
すごすぎる
ワイドショーみたいでおもしろかったー。すごいね、その女性!初対面なのにそんなにずうずうしいとは!ブラッドさんはこき使っているだけで迫ったりはしていないのかな?挑発系の服を着ているのはブラッドのためじゃなくて他に男をつるため?ブラッドさんもうっかり寝ちゃった、とかじゃないんだよね?いい人すぎるー、ブラッド!
2007/10/11(木) 16:46:02 | URL | Wakabun #-[ 編集]
Wakabunさん
すごいよね。たくましいわ~。そうそう、土曜日の朝、玄関のドアが開いていたのは、早朝、ガス漏れ警報器が鳴り響いたかららしい。この女性がなんか、キッチンでやらかしたっぽい。土曜日なのに、6時前に起こされたとお怒りでした。ブラッドさん。

たぶん、ブラッドがつれなかったから、誰か他の人、見つけようと思ったんじゃないかな?→そして、ディスコへ行きたい!へ。

たぶん、寝ちゃったりはしてないと思うよ、ブラッド。つーか、普通に安眠もさせてもらえてないし(笑)。本当にいい人すぎだよねー。話しながら怒ってたけど、全然怖くないし。
2007/10/12(金) 05:29:39 | URL | Rie #3jISyIMY[ 編集]
お久しぶりー。
ちょくちょく遊びに来てはいたんですがね。
赤ちゃんまだ小さいのに、あちこち
よく動いてらしゃる!! などと感心して
ました。

この話、面白かった!
アメリカ人にも、こんな風に、人のいい人が
いるんですね。

RIEちゃんとこのアパートの住人の
みなさま、なんか楽しそう・・・・。
そこって社宅なの?

2007/10/16(火) 01:42:51 | URL | PUS #-[ 編集]
PUSさん
いい人なんですよ~、本当に。いい隣人が来たもんです。まあ、いい人だからといって、利用しようってわけじゃないですけど(笑)。

おもしろいですよ。うちのアパートの住人。社宅じゃないんですー。約半分がルーマニア人、半分がそれ以外で、あと会社が2軒入ってます。
2007/10/17(水) 03:20:59 | URL | Rie #3jISyIMY[ 編集]
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