気まま生活
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友人のその後
以前、タイ人の友人が出産を控えて大変なことになっている話を書いた(こちら)。無事に出産を終え、ブカレストに帰ってくると連絡があったのが1月半ば(こちら)。結局帰ってきたのは2月に入ってからだった。

早々に遊びに行って、話を聞いてびっくり!!

まず、出産まで。臨月でスウェーデンに渡ったものの、住民登録はしていないし、病院にかかれない。いろいろと掛け合って、どうにか出産する病院を確保。

破水しいよいよ出産へ。しかし、いくらたっても子宮口が開かない。促進剤を入れたりバルーンを入れたりしてもダメ。こんなに降りてこないのはおかしい、ということでレントゲンを取ったら、友人の骨盤の大きさに対して赤ちゃんが大きすぎることが判明、急遽、帝王切開に。これは、分娩前に十分な診察を受けていなかったことが原因・・・

子供が生まれて1週間後。早くブカレストに帰りたい友人とその旦那さん(といっても結婚してないけど)は、子供のルーマニアビザを取得するためにストックホルムまで出かけた。二人は結婚していないし、子供が生まれる前にいわゆる「認知」をしてないから、子供はタイ国籍のみ。タイ人はルーマニア入国に際し、ビザが必要なのだ。

ストックホルムまで車で5時間!!生まれたての子供と、腹切ったばかりの母親乗せて・・・大使館では、「書類に不備なし。あさってにはビザができます。」と言われた。さて、困った。また5時間の道のりを戻り、再び5時間掛けて来るのはバカらしい。とはいえ、ストックホルムのホテルはとっても高い。

そこで出てきたアイデアが・・・「フィンランド行きのフェリーに乗ればいいじゃん♪」

ストックホルムを夕方発ち、明朝フィンランドへ。フィンランドで1日過ごして夕方出発、明朝ストックホルム着。家族3人で、ストックホルムのホテル1泊よりずっと安い。なんて名案!ってあんた!!生後1週間の娘と帝王切開手術後の嫁は???

結局、子供は船の中では延々泣きっぱなしだったそうです。

疲れた体で大使館へ赴くと・・・「あー。結婚してないんですよね。だから、ビザ、下りません。」

は???申請時に下りるって言ったの誰よ??結婚してないのは今に始まったことじゃないし。どういうこと??温厚な旦那さんがぶち切れるも、状況変わらず。5時間掛けて手ぶらで帰宅。

翌週、今度は在デンマークルーマニア大使館へ。こちらは車で2時間半の旅。生後2週の娘とお腹の傷がまだ癒えない嫁乗せてね。ビザはすぐに下りたそうです。

旦那さんの産休(というか父親休暇)は2週間。ここで旦那さんはブカレストへ。1ヶ月ほどしたら娘と奥さんを迎えに来るはずだったのですが、ここで問題発生。

娘には、スウェーデンの市民権を持たせたい。そのためには、娘を自分の子供として認知しなくてはならない。通常、こういう手続きは子供が生まれる前にするものなんだけど、今回のケースは超バタバタ。母親がすでにスウェーデンの在住許可を持っていれば娘にも下りるらしいんだけど、友人はシェンゲンビザ(タイ人はシェンゲン内に入るのにビザが必要)しか持ってないし。さらにそのビザももうすぐ切れる!!

結局、娘の認知、奥さんのシェンゲンビザ更新などで手間取り・・・あっというまに半年経ってしまったんだそう。友人はスウェーデン語は話さないし、身を寄せていた旦那さんの両親は英語を解さない。結局、旦那さんが月に1回ほどスウェーデンに帰ってきた時にしか仕事が進まない。本当に長かった、と友人。

さらに、旦那さんはもともとフィンランドの人なので(両親が若いときにスウェーデンに移住)、家族の共通語はフィンランド語。外へ出ればスウェーデン語。二人の関係を明らかにするための数々のへんてこな質問(どこで出会ったか、初めてのデートは、今までに出かけた場所・・・)にも耐え、ようやく娘ともども永住権がもらえたそうです!!流れとしては、父親が娘を認知→娘に永住権→娘の母親にも永住権、だそうです。

さてさて、会ってみておどろいたのが旦那さん!すっかりパパになってるー。前にあったときは、うちのお猿さんにもさほど興味を示さなかったし、身重の奥さんを長時間車に乗せたり、ちょっと「この人、だいじょうぶ?」なところもあったんだけど、子供ができたらすっかり子供と奥さんのことを中心に考えるようになったみたい。上に書いた生後1~2週間のビザ物語も、今となっては反省してるみたい。あんなに慌てて連れまわさなくてもよかったって。

と、安心していたのですが、週末、家族同士で会おうと予定していた数日前。彼女から電話があり、旦那さんが職を失ったという。バタバタしていてちょっと会えないと・・・

その後、こちらからは連絡しづらいし、待つこと2週間ほど。ようやく彼女から連絡が。

ここで改めて事の経緯を聞いてみると、どうやら会社から一方的に3月末で契約を切ると通告されたらしい。旦那さんの仕事の契約はちょっと変わっていて、会社は給料を払う以外はなーんにも面倒を見てくれない。ビザを取るのも家を探すのも、ぜーんぶ自分でやってね、って。だから、実は旦那さん、子供が生まれるまではルーマニアに住所を移していなかった。旦那さんは弁護士を雇って会社を訴えようとしたんだけど、結局、契約違反にはならないということで(契約自体がかなりあいまいなものだったらしい)、あきらめた。

それよりひどいのが、この連絡を受けると同時に、会社から支給されていたものはすべてキャンセルされてしまったこと!携帯電話は使えなくなり、最悪なのが車!会社はオーストリアにあるので、オーストリアナンバーをつけた車を使っていたのだが、このナンバーが無効になってしまった。何が困るって、この車をどうやって次の居住地へ移すか。ナンバーがないから、もちろん運転できない。ルーマニアで登録するにはお金と時間が掛かる。スウェーデンで登録してナンバーをもらいたいところだけど、あいにくスウェーデンには住所がない。

同時に、次の仕事を探し始めたんだけど、こちらはすんなり。ウクライナはキエフに決定。と思ったら、もうその1週間後には引越し!!!!!結局車は、会社のルーマニアオフィスに引き取らせたらしい。自分で買った車なんだけどね。

キエフに発つ前日、引越し屋が荷物をすべて運び出したのでうちに泊まっていった。いろんな話をしていたら、旦那さんはいろいろなところに不動産を持っていて、かなりのやり手らしい。へー。人は見かけによらないものだ。やっぱり、結婚をしたがらないのはそのせいかな~。スウェーデンでは同棲カップルも届出をすることで結婚したカップルと同じような扱いを受けるのだが(サンボと呼ばれる。意味は『同棲』)、このサンボと結婚とで大きく異なるのが財産分与。サンボの場合は、お互いが分かれることになったときには、お互いの財産をお互いが引き取るだけ。でも、結婚したカップルが離婚したとなると、すべての財産を2等分することになるのだ!!!だから、2人の間に経済的な格差がある場合は結婚に躊躇する・・・という場合があるわけ。アメリカだったらプレナップ(婚前契約書)を交わすだろうけどね。北欧の場合は(ノルウェーもスウェーデンと同じ)、プレナップがあったとしても絶対に財産は2等分なのかな???ちょっと聞いてみます。

キエフに到着した旦那さんからメールが来ました。そのうちまた、会えるといいな~。
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コメント
この記事へのコメント
うーん、ただただ、感心するのみだなあー
やっぱり、その旦那さん、やり手なんだろうね。その家族皆さんと会ってみたいっすね。
2008/04/11(金) 23:39:01 | URL | 克 #-[ 編集]
すごすぎます!なんだか映画の世界。それでも、何とか上手い具合に収まって、良かったですね。韓国に行く前に、会えるといいですね!
2008/04/12(土) 02:53:19 | URL | ニコラ #s39/oxGs[ 編集]
克さん
旦那さん、ほわ~んとしたいい人なんですけどね。何ヶ所か不動産を持ってるらしいです。今46歳で、50くらいでリタイアしたいんですって~。
2008/04/12(土) 03:33:50 | URL | Rie #3jISyIMY[ 編集]
ニコラさん
すごいでしょう。もう、聞いていても目が白黒。どうしてここまでいろんなことが1つの家族に起きるかな?って感じで。でも、家族仲いいし、幸せそうですよ~。とりあえず、ウクライナではちゃんと住民登録して、奥さんと子供が出国のたびに再入国できないんじゃないかとびくびくする必要がないようにしなさいね、と助言しました。あとは、むこうがタイに里帰りしたときにタイで落ち合おう!と盛り上がってます。
2008/04/12(土) 03:35:25 | URL | Rie #3jISyIMY[ 編集]
うーん、すごいね。日本人の私からすると、国籍取得の問題とか、いろいろ考えさせられるよね。

それにしても、この子供さん、いくつくらいの言葉をしゃべれるようになるかな。スウェーデン語、タイ語、もしかしたらフィンランド語や英語も。でも、世の中「グレードが低い」(という考えに私が賛成しているわけではありません。念のため)国の言語は、あんまり覚えない傾向があるからなあ。

米国人と日本人のカップルの子は、米国在住だとはなかなか日本語を覚えないみたいだし。最近は、昔と比べればだいぶ覚えるようになったかもしれませんけど。

Rieさんは、お猿さんには少なくともノルウェー語と日本語は話せるようになってほしいんでしょう? ごめんなさい。詰問調になっちゃったかな。
2008/04/12(土) 22:05:39 | URL | Bill McCreary #-[ 編集]
Bill McCrearyさん
本当に、こういう状況にないと思いもつかないことですよね。未婚のカップルの母親が得られる権利というのは、国によってかなり違いがあるようです。

このお宅も、夫婦の会話は英語なので、この子はこのままいくと英語を話すのかな?でも、奥さんはゆくゆくはスウェーデンに住みたいみたい。安定した生活が送れるからと言ってました。でも旦那さんは、もう国をでて12年にもなるから、アジアの国でのんびり暮らしたいみたいですよ~。子供の言葉も住む国次第ですかね。

私は、お猿さんにはとにかく、自信を持って使える言語を1つ獲得しくれればいいと思っています。私もアレ坊も、英語は大きくなってから学びましたが、今ではその言語で日々生活しているわけで。必要と興味に応じて、本人が取捨選択していくものかなと思っています。もちろん、できるだけの環境は整えたいと思っているので、日本語、ノルウェー語に触れる機会を作るべく努力はしています。でも、一旦学校に行き始めたらやっぱり英語が主になるでしょうね。そこから先は・・・やっぱり本人の興味と適性なしには難しいかなと。
2008/04/13(日) 00:40:25 | URL | Rie #3jISyIMY[ 編集]
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