気まま生活
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大騒動
昨夜のこと。夕食も済んで19:45。そろそろ子どもたちを寝かせるか~、と思ったら、トロルくんが泣きながら駆け寄ってきた。どうしたの~、と顔を見ると、口から何か見える。おままごとのプラスチックの卵だ。ぷっ。

ここ最近、歯が生えてきているせいか、何でも口に入れてしまうトロルくん。またかよ~と思いながら取り出そうとするが、出てこない。顎は全開。それなのに、歯にひっかかってしまって出てこない。それより何より、何かの拍子にその卵(半球状)が奥に入ってしまうことのほうが怖い!!

とりあえず、取り出すことより本人を落ち着かせることを優先した。ひざに抱き、卵が奥に入っていかないように指で固定しながら泣き止ませる。とりあえず落ち着いたので卵を回転させて出してみようとしたが、どんな角度でも歯に引っかかってしまう。

その間に、妹が市内の総合病院に電話をかけてくれた。電話に出た人の説明がいまいち分かりにくかったようで、押し問答の末、当直は内科医のみだということが分かった。救急病院案内の電話番号を教えてくれ、そこにかければ耳鼻科の救急医を教えてもらえると言われたが、その時点ですでに10分以上が経過。プラスチックの卵は唾液ですべるし、あまり悠長なことを言っていられない感じ。救急車を呼ぶことにする。

妹が119番するとまもなく、救急車が到着。事情を説明し、まずは救急隊員が金属のはさみのような道具で卵を出そうと試みる。が、やっぱり歯に当たってしまって出ない上、トロルくんが泣き出した。無理に出してしまうとあごが外れる可能性があって怖いと言う。さらに、唾液がうまく飲めなかったり、挙句の果てに嘔吐してしまったりすると、即、誤嚥→窒息の危険があるので、無理はしたくないそう。救急隊員の方は、受け入れ先を探し始めてくれた。

まずは、妹も電話をかけた市内の総合病院。1歳児ということで、小児科医がいないと断られる。次に、隣の市の国立病院。こちらは小児科医はいたようだが、こういうケースは耳鼻咽喉科だと断られる。次に、耳鼻咽喉科のある別の市の総合病院。今度は小児科でないとと断られる。

そういえば、受け入れ先が見つからずに病院に搬送できず、亡くなったり重篤な障害が残ったりした患者さんのニュースを聞いたことがあるが、こういうことなのか・・・と、危険度はずーっと低いけれど、背筋が寒くなった。

最後に救急隊員の方が「小児科も耳鼻科もあるし、もう、ここしかないね」と、少し離れたところにある総合病院に電話をかけた。数軒に断られた旨をはなし、すがるような救急隊員。私も祈るような気持ちで電話を見つめていた。どうやらOKそう。電話をかけてくださっていた隊員も、運転席の隊員に「もう車出してください」と指示。さらに電話のやり取りは続いたが、受け入れてもらえることになった。

病院までは高速を使っても25分ほどかかる。この時点で、トロルくんがおもちゃを口に入れてしまってから30分以上が経過していた。幸い、呼吸は安定しているし、何より、泣くこともなく落ち着いて私のひざの上に座っていた。暴れられでもしたら、卵を押さえている私の指は抜けかねないし、そんなことになったら泣くのと一緒に卵が喉のほうへ入ってしまうかもしれない。とにかく、私の頭の中にはトロルくんをそのまま落ち着かせることしかなかった。

車内には救急隊員が3名。運転席に一人、助手席に一人、私たちの隣に一人。隣に座っていた隊員は本当にやさしくて、トロルくんになにかおもちゃになるようなものはないか探してくれたり、私とちょっとした雑談をして気を紛らわせてくれたり、こまめに病院までの所要時間を知らせてくれたりした。でも、この25分は本当に長かった・・・

高速を降りたあたりで、トロルくんが少しぐずりだした。1時間も口を開けっ放しだもん、そりゃ仕方ないよね。でも、とにかく、卵を押さえることと落ち着かせることで私は必死だった。

ようやく病院に到着。隊員の方が私の荷物(オムツとか入ったバッグ)を持ってくださり、私はトロルくんの口に指を突っ込んだまま抱きかかえて病院内へ。すぐに処置室に通してもらえ、まずは簡単に事情を説明。とりあえず、トロルくんを押さえつけて素手で取ってみましょうということになった。私と医師二人でトロルくんを羽交い絞めにし、お医者さんが卵をつかんでガッ!!と引っ張った。

取れた!!!!!!

うれしくてうれしくて、ありがたくてありがたくて、心底ホッとして、もう、ただただお医者さんと隊員の方々に頭を下げ続けていた。トロルくんが生まれて産声が聞こえた、そのときの心境と本当によく似ていた。

トロルくんは少しだけ泣いたけれどすぐに泣き止み、口の中にも傷はないし、顎にも問題はなさそうだとの診察結果。待合室に案内され、自宅の車で病院に来ていた母と合流し、お会計を済ませた。

帰りの車でトロルくんは爆睡。私は風邪気味で熱と頭痛があったのだが、この一件ですっかり吹き飛んでしまった・・・

問題のおままごとの道具は、日本製だし、安全性を考慮されたサイズにはなっているのだと思う。でもトロルくん、口がでかいんだよね。自宅では、危なそうなものは手の届かないところにしまってあるのだが、日本の実家ではなかなかそういうわけにもいかない。もちろん「これはまずいだろう」というものはおもちゃ箱からより分けているが、やはり見落としが多いのだ。

本当に恐ろしい思いをした夜だった。
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コメント
この記事へのコメント
大事がなくてよかったですね
おおごとにならなくて何よりです。卵が軌道に入っていたら大変です。

私の父は老人ですが、幼児と老人は時に「え」と思うようなことになってしまうことがありますよね。私も先日の父の事故でそれを痛感しました。注意していてもどうしようもないことが多いのですが、可能な限り何とかしてあげたいなとは思います。

あ、おかげさまで父はなんとか完治したみたいです。その節はご心配いただきありがとうございました。

2011/05/17(火) 19:53:14 | URL | Bill McCreary #-[ 編集]
Bill McCrearyさん
ありがとうございます。本当に、大事にならずよかったです。まさに「え」でした。100%安全な環境というのはありませんから、目を光らせているしかないようです。本人はまったく懲りずに、相変わらずなんでも口に放り込んでいます。

お父様、完治されてなによりです。我が家も、母は股関節にトラブルがあり、父は脳梗塞の爆弾を抱えており(過去2回発作を起こしましたが、幸い後遺症なし)、健康のありがたみを痛感しています。
2011/05/21(土) 22:01:16 | URL | Rie #3jISyIMY[ 編集]
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