気まま生活
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死ぬかと思った
今週は忙しかった。

月・火は会社の研修でTromsø(トロムソ)へ。水曜はノルウェー版経団連みたいなところの講座でVadsø(ヴァドソー)へ。木曜は、就職前から決まっていた日本から来る友達と落ち合うためにオスロへ。で、木曜の夜の便でアルタに戻るはずだった。

オスロまでは順調。帰りの便は19:50発。2時間弱でトロムソ着。ここで乗客の入れ替えがあってすぐに出発のはずなのだが、トロムソからの乗客が乗ってこない。

しばらくしたらキャプテンから、「機体に不具合が見つかりました。状況の確認を行います。45分ほどかかります」とのアナウンス。

まあ、編み物したりのんびりすごしていたら、1時間くらいたって「修理可能なことが分かりましたので、修理します。30分ほどかかります」

修理はたぶん、20分くらいで終了し、離陸へ。

トロムソからアルタは、25分ほどの短いフライト。離陸時からエンジン回転数が上がると「ピー」という耳障りな音が聞こえてちょっと気分悪し。

アルタが見えてきた。高度を落とすのだが、やたらと急降下が多くて、ちょっと嫌な感じ。

クモを抜けてアルタの町が見えてきたが、降下と上昇を何度も繰り返して、なんと、アルタ、過ぎちゃった。

乗客も「あれ?アルタ過ぎちゃったねー」と。

フライトの遅延で、他のフライトとの滑走路利用の兼ね合いで、上空で待機なのかな~、と思ったんだけど、それにしてはどんどん高度が上がっていく。

しばらくして、キャプテンから「翼のフラップに不具合が生じました。アルタの滑走路は短くて危険なため、トロムソに戻ります」とアナウンス。

えー!!!

「トロムソには15分ほどで到着です」

まあ、無事に着陸できるんなら・・・と思い、再び編み物に没頭。

しかし、15分たっても雲の上。そして、やたらと降下と上昇の繰り返し。

普通のタービュランスとは違う感じの、なんか変なGを体に感じる。

周りの人たちも、会話が少なくなり、ついに静寂が。降下しては上昇を繰り返すエンジン音が大きく響く。

シートベルト着用を促すシグナルが何度かなる。

そして、クルーの一人がコックピットに呼ばれた。私は4Cという通路側の席に座っていたので、開いたドアから濃くピット内が見えたんだけど、パイロットはなにやら手に持った紙をふりかざしていた。

3、4分たってクルーが出てきた。キャプテンから「Cabin crew, prepare for PC」というアナウンス。PCって何????

着陸に備えて機内の照明は消えていたんだけど、私の前方の照明がついた。全部つくのかと思ったら1箇所だけ・・・ついたのは、緊急時の備品が入ったロッカーのところ・・・

本気でやばくなってきた。自分でも、心臓の鼓動が激しくなるのが分かる。周りの人も、引きつった顔をしている。

飛行機はまだ降下と上昇を続けている。思わず、肘掛をぎゅっと握り締める。

どのくらい時間が経ったのかは分からない。たぶん、そんなに長くはなかったんだろうけど、私にはとても長く感じた。

キャプテンのアナウンスで「フラップが直りました。トロムソに普段通りのスムーズな着陸をいたします」

どれだけホッとしただろう。ホッとしつつも、まだ何かあるんじゃ?という考えが消えなかったけれど、数分後、無事に着陸した。

どっと疲れた。

その後、グラウンドサービスの会社から今後についての指示があると言われ、カウンターのところで待機。

しかし、なんと「ホテルを押さえきれないので、できればご自分でホテルを手配、あとでレシートをNorwegian(航空会社)に送ってください」との指示。

さらにこのお兄さん、声が小さいし、みんなイマイチ理解しきれていない。

明日のフライトは??どうやってアルタまで帰ればいいの??

周りの人に聞いても「よく分からない」というばかりなので、とりあえず、カウンターに並ぶ。

しばらく待って、お兄さんからホテルの予約書をもらう。フライトについては、携帯にSMSを送るという。

なんだそれ。

この旅の間、PCを持ち歩いていたのだが、オスロに来る直前に荷物が重いのでアルタ空港にアレ坊に来てもらって家に持って帰ってもらってしまっていた。

iPodがあるけど、充電切れ。充電ケーブルは会社に忘れてしまって、持ってきていない。

できれば、ネットでフライト押さえてしまいたかったけど、それも無理。

とりあえず、ホテルへ。タクシーの運ちゃんに愚痴る。

なんという運か、月曜に泊まったホテルにまた泊まるはめに。レセプションのお兄さんにも、愚痴る。

部屋に行ったけど、なんか寝られるような気分じゃない。もう1時過ぎていたんだけれど、とりあえずセブンイレブンで食べ物買って、部屋でビールを飲む。

明日、朝起きて、Norwegianに電話して代わりのフライトを聞いてみようと思いながら就寝。

翌朝、7時45分頃、携帯メールの音で起きる。

Norwegianから。「アルタまでのバスに乗っていただきます。ホテルのフロントに8時半集合です」

あと45分しかないじゃん!!!!

シャワーは諦めた。もともと、着替えもないし。29度のオスロから4度のトロムソに来たので、寒くて仕方ない。足元はサンダルだったが、靴下を1足持っていて助かった。

アレ坊に電話して、フライトが予約できないか聞いてみる。この日はかなり一杯だったみたいで、ちょうどよい便がないし、あったとしても高い。Norwegianは格安航空会社なので、領収書送っても突っぱねられそうだし、あまり大金を自腹切るのはしゃくだ。

なので、バスで帰ることにした。

8時半ちょっとすぎにバスはホテルを出発。他のホテルに泊まっている乗客もいて、いくつもホテルを回る。

こんな直前の連絡だったから、ホテルの集合に間に合わず、タクシーで空港まで行って空港で待っていた人も結構いた。なんだかんだで10時頃まで、あちらこちらを回って人を拾い集めていた。

その後、出発。バスからの眺めが楽しみではあったのだが、結局、見慣れた風景なので寝てしまった。

2度の休憩を経て、17時前にようやくアルタに到着。

本当に長い旅だった。そして、今まで一番恐ろしい旅だった。


びっくりしたのが、ノルウェー人の気の長さ。目的地に飛べなかった上、バスで代替輸送なんて、日本だったら乗客が社員に詰め寄る場面が簡単に想像できる。

が、だれーも文句など言わず、にこにこバスに乗り込み、「遠足かよ」って感じ。

ノルウェーでは、フライトのキャンセルとか遅延とか本当に多くて、バスの代替輸送も日常茶飯事。みんな慣れてしまっているんだろうな~。

でも、不平不満を垂れない消費者が怠慢なサプライヤーを産むんじゃないかと思ったり。
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2012/07/23(月) 01:37:51 | | #[ 編集]
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